Motor Sports Archive

強烈な日差しが照りつける真夏日の下、D1 GRAND PRIX第4戦(AUTOPOLIS)が開催されました。

前日に行われた予選(参加台数80台)から通過した20名にシードドライバー10名を合わせた合計30名のドライバーにより行われた。

GOODYEAR EAGLE REVSPEC RS-02 サポートドライバーからは、思い切りの良い走りで、連続4戦決勝ラウンド進出の箕輪慎治選手(AE86)。

スムーズな走りと昭和の名車ソアラでお馴染みの時田雅義選手(AE86)。

高い速度と激しい走りが魅力の浅本昌俊選手(FD3S)の3名が決勝ラウンドへコマを進めた。

今回、D1 GRAND PRIX SERIES第4戦が行われた、ここAUTOPOLIS。昨年の初開催時には、多くのD1ドライバー達を苦しめたシリーズ屈指の高速コース。

今年も審査対象コーナーは昨年と同じ。逆走でホームストレートからスタートし、ターボ車勢ではMAX190Km/hオーバーでの進入も見られた。

今回の審査基準は、①ストレートから進入までの速度、②1コーナー、2コーナーのクリッピングポイントをきっちり取れているか。③コース幅をいっぱいに使った迫力ある走りが出来ているか の3ポイント。


1回戦 単走

いよいよ、1回戦単走の幕開け。いきなりトップスピード180km/hオーバーでの高速ドリフトを連発し、次々と高得点をマーク。年に一度の九州開催ということで観戦スタンドにつめかけた1万人を超すギャラリーも一気に沸きあがる。大迫力の熱い走りの連発に、真夏の強い日差しに負けないほどスタンドの熱気ものっけから最高潮!!

そんな中、GOODYEAR REVSPEC RS-02勢の先陣をきって、箕輪選手(AE86)が登場。

1本目、86らしい全開サウンドを轟かせながら1コーナーに進入、クリッピングポイントの内側の縁石に乗り上げてジャンプしてもお構いなし!! 姿勢を乱さず振り返し、2コーナーもきっちりとクリップを捉えて駆け抜ける。その走りに審査員一同絶賛!!ギャラリーからも拍手が沸き起こり、いきなり99点をマーク。

続く2本目、進入の振り出しが遅れてしまいそのまま1コーナー、2コーナーともに大きくクリップを外してしまう。

3本目、進入で痛恨のミス。得点につながる走りができずに終了。

続いて、時田選手(MZ12)の登場。1本目。1コーナー直ドリからの進入時、マシンのふらつきとクリップポイントのずれを指摘されるも2コーナーはクリップをきっちり取りつつ豪快なドリフトを披露。

2本目、角度のついたスムーズな直ドリ進入から1コーナークリップへと飛び込むものの、内側縁石に乗せすぎてしまいマシンが大きくバンプ。2コーナーでアウトに流されてしまう苦しい走り。

迎えた3本目、1コーナーへ気合の入った直ドリ進入をみせ、会場も沸きあがる。しかし、スピードを完全に抑えることができず、マシンが流されてしまう。1、2コーナーともにクリップを外し、2コーナーでアウト側グラベルへリヤタイヤがコースオフ。ドリフトが戻ってしまい、得点を得ることが出来ず、終了。

続いて、久しぶりに決勝ラウンドに進出した浅本選手(FD3S)の登場。

1本目、浅本選手らしい高い進入スピードと強烈な角度の進入を見せるが、1コーナー縁石に乗り上げた後、マシンの挙動が乱れ、2コーナーのクリップを大きく外してしまう。コースアウトは免れたものの、アウトにマシンが流されてしまい苦しい走り。

2本目、1本目同様に高いスピードと強烈な角度はそのままに1コーナー、2コーナーのクリップをしっかり抑えた走りを披露。若干、アウト側一杯までコースを使えていないと指摘を受けるもまずまずの評価。

3本目、1コーナー進入で振り出しが遅れてしまい、1、2コーナーとマシンが流れてしまう。スピードの高さは評価を得るも、高得点獲得はならず終了。

結果、1本目にいきなり高得点を獲得した、箕輪選手(AE86)が見事BEST16へ進出。残念ながら、時田選手(MZ12)、浅本選手(FD3S)の2名がここで姿を消すこととなった。

追走トーナメント

追走1回戦。1組目、植尾選手(AE86)。と佐久間選手(S15)の対決。前戦SUGOで3位入賞、勢い衰えない佐久間選手が地元九州、練習走行からピカ一の走りで審査員から今大会優勝候補の一人と称されていた、植尾選手を下す、波乱の幕開け。その後も続々と激しいバトルが繰広げられ、スタンドのギャラリーも暑さを忘れたかのように、ヒートアップ。

そしてGOODYEAR勢から唯一BEST16進出、今期絶好調の箕輪選手(AE86)の登場。相手はこちらも86を駆り、激しい走りをみせる日比野選手(AE86)。先行日比野選手、後追い箕輪選手で迎えた1本目、日比野選手にビタビタに寄せようと食らいつき1コーナーに飛び込むも、リズムを合わせられず角度をつけることが出来ない。その後必死に修正し2コーナーで立て直したかに見えたが、車速を押さえきれずアウト側に流されてしまいコースオフ。日比野選手にアドバンテージを取られてしまう。

箕輪選手先行の2本目、全開サウンドを轟かせる豪快な走りでクリップをしっかり押さえ、見事に走り抜けるも日比野選手とのアドバンテージを覆すことは出来ず、残念ながら箕輪選手はここで姿を消すこととなった。

しかしながら、審査委員長土屋氏にAE86を完全に乗りこなしていると言わしめる走りと今シーズンの好調ぶりは見事であり、今後の活躍を期待させるには十分であった。

決勝は、前日の予選でエンジンブロー、クラッシュし、ノーマルエンジンでの出場を強いられながらも、野村選手等の強豪を下し2年連続でAUTOPOLIS決勝へと勝ち上がってきた吉岡稔記選手(AE86)と、こちらも決勝朝の練習走行でマシントラブルに見舞われ、急遽、Tカーでの出場を強いられながら、箕輪選手、川畑選手を下し、勝ち上がってきた日比野哲也選手(AE86)の対決。どちらが勝っても初優勝、さらには決勝でのAE86対決はD1史上初となる。

吉岡選手先行、日比野選手後追いで迎えた1本目。吉岡選手、強烈なスピードで日比野選手を懐に飛び込ませない走りを見せアドバンテージを得る。前後を入れ替えた2本目。1本目同様の展開で今度は先行日比野選手が吉岡選手を懐に飛び込ませない走りを見せる。どちらも一歩も譲らない走りに審査員、ギャラリーは大盛り上がり!! サドンデスにつぐサドンデスで迎えた4本目。後追いの吉岡選手が果敢な攻め込みで先行日比野選手のテールにピタリと張り付き、勝負あり!! 吉岡選手がついに念願の初優勝!! 真夏の炎天下の下、激闘を繰り広げた両者にギャラリーから大きな拍手が送られる中、D1 GRAND PRIX Rd.4 「AUTOPOLIS」の幕が閉じた。