SPECIAL
4/24(日)、D1グランプリシリーズ第3戦決勝が、大分・オートポリスで行われた。3/11の東日本大震災の影響で、3月に予定されていた第1・2戦お台場が延期されたことにより、このオートポリスで行われる戦いが事実上の開幕戦となり、GOODYEAR Racingからは、昨日の予選免除組の#9時田雅義選手(クラウンGRS180)、#11高橋邦明選手(マークX GRX130)、#15手塚強選手(34GTR BNR34)と予選を勝ち上がった、#20村山悌啓選手(シルビアS14)、#22廣田友和選手(GS350/GRS191)、#33匂坂晋治選手(アルテッツアSXE10)#42田中一弘選手(シルビアS15)の7名が出走。
早朝から濃霧が漂い、天気予報は雨マークと不安定な天候。ドライバー、チーム、関係者全員がドライ路面の迫力勝負を期待したが、願いむなしく、オープニングセレモニー開始直前から雨が降り出した。
好成績GOODYEAR Racing!!手塚2位!高橋5位!!
2011年度より競技システムが変更となり、昨年までの単走1回戦は、「単走ファイナル」となった。予選免除されたランキング上位16名と、予選を通過した12名の計28名で行われ、追走進出者を選抜するだけでなく、独立した競技となり、得点に応じて1位から24位まで「単走ポイント」が付与されることになった。(詳しいシステムはこちら(D1オフィシャルサイト)へ)
最初に登場したのは、#42田中一弘選手。風間オート制作のS15シルビアには、シェイクダウンから今回でまだ3回目の乗車。昨日の予選日は何とかまとめたが、単走Finalではウェット路面に対応しきれず無念の26位。ポイント獲得・追走進出はかなわなかったが、「これから必ず巻き返す!」と田中選手は強く語った。
続いて#33匂坂選手。宮城県名取市在住であり、オートポリス直前まで練習も全く出来ないほど今回の震災では大きな被害を受けた選手の1人である。しかし、今年にかける意欲は並々ならぬものがある。そんな匂坂選手は、1本目から完璧にラインをトレース、追走進出当確の98.17点を叩き出し、自身初のD1グランプリ追走進出を決めた。
2年目、熟成されつつあるレクサスGS350の#22廣田選手。昨年はトラブルに泣いたオートポリスも、今年は練習走行時から安定し、乗りにのっていた。本番でも1本目から、98.43点を、あっさり叩き出す鮮やかな走りを見せた。
ウェットコンディションを大の得意とする、#20村山選手が次に登場。1本目からいきなり上手いコントロールのドリフトで、98.47点と安定した走りを見せつけた。2本目は、さらに得点を上げ、98.73点。審査員団から「上手い」と言われるほど、スピードがあり、かつきれいなラインにのせた走りを見せた。
2011年度より、ニューマシンとなる34GTRに乗り換えた#15手塚選手。600馬力以上を出すマシンは、練習時から動きもよく、その結果として、1本目から各審査員を唸らせる99.5点を叩き出した。2本目は、さらにパーフェクトな走りを見せ、審査員3名が100点を判定するなど、ほぼ満点の99.97点をマークした。
そして、いよいよ#11高橋選手が駆るマークXが動き出す。ドリフトチューニングマシンとして初の車となるマークX、いきなりの決勝進出。初のウェットコンディション、初の国際サーキットとなにもかもが初めてづくし。
運命の1本目、まるで新車であることを忘れさせるような、アグレッシブかつ美しい走りを見せ、来場者から拍手喝采、解説陣からはベタ褒めの99.47点。2本目はさらにスピードに乗った、攻めた走りを見せたが、1コーナーでスピン。大クラッシュまで間一髪のところでギリギリセーフ、チームスタッフ全員が胸をなで下ろした。結果はシード以外の選手では手塚選手に次ぐ5位となり、マークXデビュー戦は好調であった。
2010年度シードで終えた#9時田選手。今年度よりマシンをモディファイさせ、さらにワイドで大きな車体となった。世界一のゼロ・クラウン使い(自称?)は、コース幅を大きく使い、コントロールされた走りで99.63点を獲得、単走9位となり、追走1stステージ免除のベスト16への権利をつかんだ。
波乱の展開!雨天中止!
■追走1stステージ(ベスト24)
より強くなった雨脚の中行われた、追走1stステージ。単走Final同様、2011年度より、より多くの選手がチャンスを得られるように、競技システムが大きく変わり、さらに追走チャンピオンを決定するための「追走ポイント」が設置された。(詳しいシステムはこちら(D1オフィシャルサイト)へ)
廣田選手、高橋選手は、ともに対戦相手を圧倒する追走で勝利し、無難に追走2ndステージ(ベスト16)へ勝ち上がった。しかし、村山選手、手塚選手、匂坂選手はそれぞれ、さらに悪化したコンディションなどによるミスを犯し、ベスト16進出とはならなかった。高橋選手のマークXは、新車とは思えない安定感を見せつけ、追走初勝利。
■追走2ndステージ(ベスト16)
ピットウォークを挟んだ後、スタートした追走2ndステージ。いわゆる昨年までの、ベスト16戦である。
さあ、いよいよ、ベスト16前の選手紹介という直前から、あっという間にほぼ視界ゼロの深い霧がコースを覆い、進行は中断。その後も視界がクリアになったら走り、霧がでたら中断というノロノロとしたペースで競技が進むという状況下のもと、
GOODYEAR Racing 最初の対戦は廣田選手vs織戸選手。お互いに悪条件のコンディションお構いなしの白熱した追走を見せたが、サドンデスの後、おしくも廣田選手が敗退した。
そして3組目、高橋選手は野村謙選手と対戦。仕上がりがいいマークXは、人気・実力を兼ね備えた野村選手をさらに圧倒する走りを見せ、ベスト8進出を決めた。いよいよデビューウインも視野に入ってきたかと思われたが、この対戦以降、さらに雨が激しく降り、霧はより深く視野を奪ったため、大会運営委員会の審議の結果、競技続行不可とみなされ、10年に渡るD1の歴史の中で初の競技中止となってしまった。
追走:Result&獲得ポイント 競技中止のため、暫定結果はなし。(4/24 23:00現在)
単走ポイントと追走ポイントの合計によって、そのRoundの総合順位が決まる。その総合順位に従って、単走ポイント、追走ポイントとは別の総合ポイントが与えられる。その総合ポイントによって、次戦以降のシードを選出。さらに、総合チャンピオンシップが争われる。
2011年の総合チャンピオンは、単走も追走もバランスがとれたドライバーが獲得することになる。
(詳しいシステムはこちら)
ただし、今回は追走が途中中止となったため、総合ポイントは暫定結果として、単走の結果で決定することとなった。
このような悪天候の中にも関わらず、会場に足を運んでいただきましたファンの皆様、中止決定までお待ち頂きましたファンの皆様、本当にありがとうございました。次戦以降もD1グランプリ及び、D1 GOODYEAR Racing ドライバーならびに日本グッドイヤーへのご声援・ご愛顧のほどお願いいたします。




