Special Impression
モータージャーナリスト菰田 潔が語る!

スタッドレスタイヤICE NAVI 7

冬道をより安心して
走れるタイヤです。

Profile

菰田 潔Kiyoshi Komoda
自動車レース、タイヤテストドライバーを経て、1984年からフリーランスのモータージャーナリストになる。現在は雑誌、WEB、TV、ラジオなどで幅広く活躍。また、日本自動車ジャーナリスト協会会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員などを務めている。

氷上走行編

ICE NAVI 7(以下ナビ7)になり溝が増えたので、個人的にナビ7のほうが好きですね。センターに溝がなくてブロックになっていて良かったと思います。僕は接地圧の分布の中でセンター部分は結構重要度が高いと考えているんだよね。切りはじめからクッとついてくる感じはセンターブロックがないとダメなんですよ。

ICE NAVI 6

ICE NAVI 7

それと接地形状が丸くなったので、クラウンRが小さくなったということなんです。四角じゃなくて円形の接地形状になると、真ん中の接地圧が高くて、まわりが小さくなるんです。そのほうがコントロール性が良いというか、ドライバーに優しくなる。接地形状が丸く小さいアールなら、上から荷重が掛かってくると端のほうは小さくて、より真ん中が大きくなる。センターにブロックがあれば効くわけです。

クラウンRが大きい - 接地面が大きい

クラウンRが小さい - 接地面が小さい

ICE NAVI 6(以下ナビ6)は接地形状が四角いから、コンタクトパッチ(接地面)が四角くなっちゃう。そうするとグリップは一見良いんだけど、抜けるとスンと滑っちゃう。ナビ7はコーナリングに入っていくと、だんだん面が移るんですよ。

ショルダーの接地長が長くなればグリップが強くなる。走りはじめとか止まるところとか、グリップはナビ7のほうがかなりいいですね。ツルツルになっているところでも効いていますよね。ハンドル切っても曲がってくれる。コーナリング中にブレーキをしてもナビ7のほうが断然曲がっていきますよ。

ICE NAVI 6

「どういうタイヤ?」と聞かれたときに、「冬道をより安心して走れますよ」と言えるかなと。通常はグリップの下の範囲で走っているわけで、そうするとグリップが上がった分だけ、同じように走れば余裕があるからより安心ですね。安心感があるということはリラックスして運転できるから、いろんな危険回避の余裕もできてくるわけです。それから、長時間運転しても疲れにくいメリットがある。いつも危ない思いをしていると神経を使って疲れちゃうけれど、そういった意味ではグリップが上がったことで疲れにくいタイヤになっていると言えるかな。

それほど気を使わなくても走れるということは、運転のビギナーに対しても優しい。グリップが上がったといっても、あるところだけポーンと飛び抜けていると、そこを使うのが難しかったりするんだけど、ナビ7はスリップ率が小さいところからだんだんとグリップが上がっていくのでより安心ですね。例えば、ハンドルを切りながらABSを効かせてみたたら、ナビ6よりも曲がりながらABSが効いている。そういう意味でも安全性が高いなと思いますね。

菰田氏からのアドバイス

気温が7度以下になったらスタッドレスタイヤに。

「雪が降ってからスタッドレス」というのは古いということを提唱しています。気温が下がってきたら、夏タイヤのグリップ力が下がってきて制動距離が伸びてしまう。それが7度といわれています。一方、スタッドレスタイヤは、ゴムがしなやかだから気温が低くなってもグリップします。雪が降ったらスタッドレスに履き替えるんじゃなく、冬になったら、スタッドレスタイヤにしたほうがより安心して走れます。
あと、雪が降ったらチェーンを装着する、というのも間違い。雪でチェーンを着けても、雪がなくなったらチェーンを外すかというと、そのまま走る人が多いですよね。チェーンを履いていたら乾いた路面とか雪がないところでは、逆に滑って危険です。高速道路でも最高速度は時速40kmか50kmしか出せない。雪がなくなってきてもスピードを上げられなくてほかのクルマの迷惑になるわけです。チェーンを外すにはパーキングエリアまで行かなきゃいけない。
そもそも夏タイヤで雪国に行くなんて、サンダルとTシャツで雪山に登るみたいなもんです。

雪上走行編

だんだんと山にはいってきて圧雪路になると、ブレーキを踏んでみたりハンドルを切ってみたりすると一瞬フラっと短く滑る感じがするんですよ。『これすごい限界低いのかな』って思ったんですけど、そのままハンドルを切っていくとちゃんと曲がっていくんですよね。ブレーキも最初ズルっと滑りかけるんだけど、その先はあんまり滑らないでちゃんと効くので、一瞬だけ限界は超えるんだけどその先の低下が激しくなくてすごく穏やかだっていう。

そういうタイヤは扱いやすい。そういった意味では安全性が高いのと安心感があるのと、ちょっと慎重にいかなきゃなっていう教育効果があっていいですよね。結果的にはより安全に走れるんじゃないかな。インフォメーションがちゃんと伝わってきているタイヤとしては非常にいいと思います。大きくハンドルを切っていってもちゃんとついてくるんですよね。氷上走行でもナビ6よりナビ7のほうがハンドルを切っていったときについてくるところがあって、それと同じようなことが圧雪路でもあるのかなという感じがしました。

菰田氏からのアドバイス

雪道の操作では
押しハンドルがおすすめ

雪道ではクロスハンドルがおすすめです。クロスハンドルのメリットは、どのくらいハンドルが切れているのかを把握しやすいこと。それから自分のチカラで直進状態に戻すことができるということ。さらに、カーブに入るときに手をグッと押していくと、グリップしているときはSATが働いて重たいですが、フッと軽くなれば路面がグリップしていないことがわかる。それからカーブを曲がるときに腕を前に押しながら切っていくことになり、シートバックに背中が付くことで身体が安定する。それと、一度にたくさん切れる。右手は3時の位置から11時の位置まで、左手は9時の位置から1時の位置まで、最大240度一気に切れるんですよね。とっさのときにたくさん切れるというメリットがある。
ハンドルを引くような操作だとチカラも強くなってしまいます。雪道の運転の基本「急のつく操作をしない」に対して、引く操作は急にグッとハンドル操作をしやすくなってしまいますので、カーブ時にハンドルを持ち替えてハンドルを引く動作、いわゆる送りハンドルはおすすめできませんね。

菰田氏推奨のクロスハンドル (押しハンドル)どれくらいハンドルが切れているかを把握できる。路面からのインフォメーションがわかりやすい

おススメできない引きハンドル(送りハンドル)ハンドルから手が離れる瞬間がある。引く動作だと力が入り、急ハンドルにつながる

ドライ路走行編

高速道路を走ったときにスピードがあがる前の段階にセルフセンタリングがやや弱いかなという感じがしました。ただそれは、ちゃんとハンドルをもっていれば真っ直ぐ走ることは走る。そして、ナビ7は100km/hまであげていってもグリップ力が低下してこないんですよ。そこがよかったんです。あからさまに夏タイヤと違うという感覚がまずあるんです。ただ、スピードあげていってもそれ以上悪くならないから、そこだけ慣れれば大丈夫かな。

80km/hでレーンチェンジとか色々してみたんですけど、フッとハンドルを切ったあとにグッ踏ん張るチカラが結構強いんですよね。普通に『おっとっと』って避けるくらいのハンドル操作をしてもしっかりしてるんだよね。サイドウォールの踏ん張りがちゃんとしていて、倒れ込まないんですね。それとトレッド面の動きが少し動いたあとに止まるんですよ。3Dのサイプの横がくっつくのかもしれないけど、くっつくとガチっとなってグッと踏ん張る感じがしましたね。通常のスタッドレスタイヤよりもナビ7は強く感じますね。高速道路を降りて一般道を走っているとドライは夏タイヤと遜色なく問題なく走れました。

※ドライバー個人の運転技量に基づく感想であるため、万人に性能を保証するものではありません。

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