タイヤの役割
安全や乗り心地に関わるタイヤの4大役割についてご紹介します。
タイヤは異常摩耗以外に、様々な損傷が発生する可能性があります。
傷のあるタイヤや釘など異物の刺さったタイヤ、また、ヒビ割れがタイヤ内部のコードにまで達したタイヤなどは、その状態のまま走行していると、ドライブ中に突然バーストする恐れがありますので、日常点検、整備を必ず行なってください。
異常摩耗 | 症状 | 原因 |
---|---|---|
外傷 (カット) |
![]() 【サイド部】 |
●悪路走行や異物により傷や穴が発生する。 ●道路の縁石などにサイドを擦ることにより、すり傷が発生。 など |
ひび割れ (クラック) |
![]() 【溝底クラック】 |
●空気圧不足や過荷重、またはゴム疲労により発生。 |
![]() 【サイドクラック】 |
●空気圧不足や過荷重、またはゴム疲労により発生。 ●外傷や異物が原因となることもある。 ●空気中のオゾンの酸化作用。 |
|
コード切れ (CBU) |
![]() 【ブリーティングCBU】 |
●極端な空気圧不足による走行が原因で、カーカスコードが疲労し切断する。 |
![]() 【カットまたはショックCBU】 |
●道路の障害物や縁石などにより外傷を受け、カーカスコードが切断する。 | |
![]() 【引きずり】 |
●パンクなど、極端に空気圧の低い状態のまま走行すると、カーカスコードがバラバラに切断したり、はく離する。 | |
セパレーション |
![]() 【トレッドセパレーション】 |
●空気圧不足や過荷重による異常発熱、またはタイヤの異常変形で各層間の接着力が低下し発生。 ●傷などからの水分の侵入により、各層間の接着力が低下し発生する。など |
タイヤの損傷は、使用方法によるものが多くみられます。まずは、空気圧を適正に保ち、過積載を行なわないなど、日頃の心がけが大切です。また少しでも違和感を感じたり、症状が出ていたら、早期に点検し適切な対策を施しましょう。
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