Special Impression
モータージャーナリスト岡崎 五朗が語る!

ICE NAVIで真冬の北海道をドライブ!

旅のクオリティを上げてくれる
頼りがいのあるスタッドレス

Profile

岡崎 五朗Goro Okazaki
青山学院大学理工学部機械工学科在学中から執筆活動を始め、卒業と同時にフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始、数多くの雑誌に記事を寄せる。
日本自動車ジャーナリスト協会 理事

真冬の北海道で、ICE NAVI6とICE NAVI7を乗り比べ。タイヤの性能をしっかりと体感するために、4WD車ではなく、あえてFF車を選択。雪道は年に何回かテストコースで走行することがあるモータージャーナリストの岡崎五朗が、3日間、北海道の雪道を走り尽くす旅に出ます!

1日目 千歳駅発-富良野経由-旭川へ

千歳駅からドライブ開始!

これから氷雪路を走行するわけですけど、最初に後ろにクルマがいないことを確認してからブレーキを踏んで、どれぐらいタイヤが効くのかを確かめます。いつも舗装路面を走っているドライバーにとって、こうやって体に染みついた普段のグリップ感をリセットするのはとても重要です。その点、北海道の人は、あの辺が滑りやすそうだなとか、きちんと正確に予測しながら運転してるよね。北海道に住んでいる人たちの経験値ってすごいと思う。

電子制御だけには頼れない、タイヤの役割

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ABS(アンチロックブレーキシステム)には、氷雪路など摩擦係数の低い道路走行のための低ミュー判定っていうモードがあって、滑りやすい路面では制動力と引き換えにライントレース性を引き上げる制御になる。ただ、その低ミュー判定は滑ってから判断するからタイムラグがあるし、まれに誤判定も起こる。雪道に慣れたドライバーみたいに、目で見て滑りやすさを事前に判断して制御をコントロールするシステムができたらすごいことになるだろうね。それと、走っていて思ったのは、電子制御が付いたクルマでも、結局はタイヤが重要だということ。絶対的なグリップに代表される数値も大切だけど、それ以上に「ああ、なんか滑ったからペースを落とそう」ってわからせてくれるタイヤのほうが安心して走れますよね。

タイヤに求めるものは"数値"から"味付け"へ

スタッドレスタイヤの性能があまり良くなかった時代は、とにかくグリップ力を上げる上げるっていう数値化された競争だったけど、今はもう、どのスタッドレスタイヤも良い水準に来ているんですよ。そうなると、じゃあ次に何の競争が始まるかっていうと、安心感とか数値では表せない味付けなどがメインになってきますよね。

試験だけではわからない本質を見極める

スペックはテストの点数みたいなものなんですよね。人はテストの成績だけじゃなくて、この人といると楽しいなとか、安心できるなとか、そういうことって重要じゃない? タイヤも同じだよね。数値的なことはテストコースや実験室でやればいいんだけど、今回は一般道でインプレッションということで、タイヤ特性の味を知るみたいなところをお伝えできると思います。

やっぱいいなー、冬の北海道

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北海道には試乗会とかで結構来るんだけど、ヨーロッパを思い出すんだよね。広くうねったような丘があって、建物がなかったり、夏だったら牧場の牧草がロールにしてあったりとか、すごくヨーロッパ的な景色かな。でも、ヨーロッパの道って、たとえスイスに行ってもこんな雪はないからね。だから向こうはスタッドレスタイヤじゃないの。こんな晴れている日に路面が凍結しているなんてありえない。日本のスタッドレスタイヤは、そういう過酷な路面状況によって生まれた、めちゃくちゃアイス性能特化型の、世界でも例のないタイヤだよね。

乗り比べてわかった"味付け"の違い

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圧雪路があったのでブレーキをかけてみたんだけど、最後にどのくらい雪を噛んでいる感じなのかが割と重要で、ナビ6は「グッ」という感じで噛んでいるのが伝わってきたから、僕は好みでしたね。だけど、乗り比べると明らかにナビ7のほうがタイヤのセンターのブロックがピシッと締まってクルマの直進性が高くなったような感じがします。アクアがひとクラス上のクルマになったような、すごく上質感が出てきて滑らかな感じもありますね。ナビ6のほうが素直なハンドリングかな。ナビ7のゴムは結果的に柔らかくなっていると思うんだよね。それはアイス性能を上げるためだから、これもどっちが好みかってところですよね。

扱いやすいナビ6か、上質さを感じるナビ7か

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パウダースノーの上を走るのって気持ちいいよね。
ステアリングを切った瞬間のキュッと曲がる感じはナビ6のほうが穏やかなんですよ。だから普通に走っていても、ナビ6のほうがナビ7と比べるとステアリングの操舵角、つまり切る量は多めになりますね。そのステアリングの初期の応答性が低い分、さらに切っていったときの繋がりが、最初に感じた穏やかさのまま最後まで続くというか、切れば切った分だけ曲がっていくという扱いやすさは結構あるかな。全体的に途中で挙動が変わるとか、そういうのがあまりないということですね。

そしてナビ7はしっとりしっかりしている感じだね。何が良いって乗り心地は断然こっちのほうが良い。今走っている路面の雪は下にゴツゴツとした氷が結構隠れていて、ナビ6での走行はゴツゴツとしていたのが、「あれ、ナビ7は全然マイルドじゃん」。ステアリングフィールもしっとりしっかりしているし、乗り心地も良い。最初の第一印象で同じクルマなのに高級感がある、ひとクラス上のクルマに乗っているような感じだって言っていたのは、本当にこういう所を走るとハッキリわかる。こういうフィーリングはとても大事ですよね。

雪だけではなく、氷上にも優れたナビ7

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ナビ7は凍っていなくてサラサラした雪だと、タイヤが引っかかってくれて走りやすい。今乗っているアクアはFFなんだけど、多少の上り坂だったらいけちゃうよね。ただ圧雪路はナビ6のほうが好みかな。滑りはじめが穏やかでわかりやすいのがいい。そこは「雪のナビ6、氷のナビ7」みたいな感じがあるのかもね。
でも、運転する人にとってどっちがクリティカル(危機的)かっていったら氷のほうなんだよね。ナビ7のそういうところを重視するというコンセプトは説得力があるよね。さっき一部スケートリンクみたいな所があって、そこでブレーキ踏んでみたんだけど、「こんなにGが出るんだ」って思った。そのくらいブレーキがしっかり効いてくれたから、ナビ7の氷上性能はすごいね。

北海道の常識と来店する理由

途中、グッドイヤーのタイヤを扱う「イーグルショップ旭川店」に立ち寄り、そこの中山義規店長にお話を伺いました。

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北海道のお客さんは、スタッドレスに対してどのような要望がありますか?

やっぱり圧雪と氷雪の“止まる・曲がる”なんですよ。それを重視。ドライ路面での走行音とかは言わないですね。

スタッドレスタイヤは11月くらいに履き替える感じですか。

いや、10月には始まります。10月中旬過ぎくらいですね。そして4月の終わりの前かゴールデンウイーク明けには夏タイヤに戻す感じですね。

6ヵ月〜7ヵ月間はスタッドレスを履いているわけですね。

ゴールデンウイーク中に雪が降ったりするときもあるんですよ。その頃は降っても溶けますが、仕事で遠出するとか、それこそ峠越えする人などは、不安だからって連休明けてからじゃないと取り替えない場合が多いですよね。

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空気圧に対するこだわりとかありますか?

クルマへの脱着作業だったら、自分でやられる方もいますが、そうするとエアチェックをしないでそのまま乗っている場合があります。そういう方が今増えているみたいですね。なので、エアチェックは必ずしていただきたいですね。

やっぱりタイヤ交換はお店に来ていただくのが良いですよ。

ナットを締めるのにも規定トルクがありますしね。あと、夏タイヤと冬タイヤで違うホイールを使う場合ですね。例えばトヨタ車の場合、夏にトヨタ純正のホイールを履いているとすると、皿付きのナットを使うんですよ。ホイール側のナットホールがテーパー形状ではなく平面座になっているので。そして、冬は純正以外のホイールにすると、ナットホールがテーパー形状になるので、ナットもそれに合わせて取り替えなくてはなりません。それを忘れて、社外ホイールでも純正ナットを付けて走っている人がたまにいるんですよね。とても危険なので、タイヤ交換もメンテナンスの一貫として、お店に来ていただきたいですね。

2日目 早朝の旭川から国道で札幌へ

早朝の旭川、実感する氷上性能

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朝の6時30分、気温マイナス9度。旭川市内の雪はきつく踏み固められて結構グリップは悪くないんだけど、交差点の近くに来ると雪が剥がれちゃっていて、下の氷がむき出しになっている。路面が真っ白な所を走っているとブレーキは効くんだけど、いざ前方の信号が赤になって「止まろうかな」と思うと、さっきとはグリップが全然違う。周りの人たちもそれをわかっていて、信号の手前とかは結構ゆっくり走っているよね。氷上性能の点でいくとナビ6よりもナビ7のほうが安心感がすごく高いですね。氷にもちゃんと吸い付いている感覚があるのと、細かい路面のうねりというのかな、細かい轍(わだち)など路面の不整に対してナビ7のほうがチョロチョロしない。雪の上を走るだけだったら「ナビ6でもすごく良い」と思っていたんだけど、氷とかが増えてくるに従ってナビ7の氷上性能の高さがすごくわかりますよね。

高いスピード域が求められる幹線道路

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旭川方面から札幌方面に向かうには国道12号線を通ります。北海道の大動脈的な国道なんですが、凍りついていてアイスロードと言ってもいいくらいの全面ツルツル。東京の感覚だと通行止めにするレベルの所をトラックがバンバン走っているし、北海道のドライバーは半端ないね(笑)。そしてもちろんトンネルもたくさんあって、普通はトンネルの中なんて雪は降ってないから路面が乾いていて安全かと思うじゃないですか。でも北海道は甘くない。例えば、旭川にほど近い神居古潭トンネル。一見路面が白くないから乾いてるのかと思うわけです。でも実は、前のクルマが落とした雪とかがどんどん落ちて固められて氷になって、ツルツルの状態。しかも内部は緩くカーブしているし、片側一車線の中央分離帯なし。トンネルだからといって油断はできないなと思いました。こういう場面では、ナビ7の氷上性能の高さが頼りになりますね。

imageimage札幌に到着してオリンピックにゆかりのある地を観光しましたが、とにかく雪が降ってすごかった。

3日目 札幌市内の雪道走行&総括

サッポロ式交通状況の洗礼

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昨日雪が降ったせいか、一夜明けた今朝は割とツルツルピカピカになった路面ではなくて、結構走りやすい感じはあります。どこも白い路面という感じですよね。ただ、札幌は信号が多いよね。あと、大きい通りはみんなスピードが上がっているから、結構そういう意味では停止の力が試されることが多いなと。札幌はアイスが多いということを考えるとナビ7のほうが向いているのかな。

コントロールできる安心感

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すすきのあたりからちょっと離れた南七条大橋の橋を市内方向に向けて渡った所にある下りの右コーナーは、すごいね。もちろんペースを落とせばグリップ走行で確実にいけるんだけど、若干スライドしながら曲がっていくときの滑り方が急に滑る感じじゃなくて、ジワジワジワ~といった感じだから全く怖くなくてコントロールできた。こういうコントロールのしやすさは、ナビ6でもナビ7でも楽しめました。ステアリングでコントロールできるんだけど、アクセルを緩めるとス~ッていい感じでまた元のラインに戻ったりとか、右足の動きでクルマの動きをコントロールできたりしますね。

3日間にわたり冬の北海道を走ってわかった大事なこと

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タイヤによって変わるんだなっていうのが、まずある。あとは、やっぱり北海道の冬の道を走るのは楽しい。

北海道は降った雪が踏み固められてまた降って、時には溶けて凍って、そこにまた雪が降って、11月くらいからの3ヵ月間とか4ヵ月間の気候の履歴が全て路面に残されているから、めちゃくちゃ複雑ですよね。

ドライ&ウェット路面の走行フィールはナビ6もナビ7もとても良かったですね。圧雪路ではナビ6はナビ7と近い感じがしました。でもそこで氷が入ってくるとナビ7がグンと良くなってくるという印象がありましたね。圧雪路だけ走るならナビ6でも良いけど、実際は氷の上を走ることもあるし。氷の上でどう振る舞うかっていうのが一番ヒヤッてするものを減らしてくれる要素だから、そういう意味でやっぱりナビ7のほうが安心だよね。ナビ7を履いたアクアのほうがひとクラス上に乗っているような上質感、上級車に乗っている感じがしたのも印象的でした。

ICE NAVI6ICE NAVI7

北海道とか積雪地帯に住んでいる方であればスノードライブは日常生活なんだけど、われわれのような旅行者にとっては年にたった数日の非日常です。非日常である旅のクオリティを上げてくれるのは頼りがいのあるスタッドレスタイヤなのかなって思いました。この3日間、タイヤが原因でヒヤッとすることもなかったし、坂を登れないこともなかった。今回の旅が楽しかったのは、グッドイヤーが支えてくれていたからなのかなって感じがしますね。

※ドライバー個人の運転技量に基づく感想であるため、万人に性能を保証するものではありません。

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