車内に伝わってくるノイズの感じがマイルド

EfficientGrip Comfort（以下EGコンフォート）について非常に良いと思った点は、静粛性とタイヤ剛性のバランスです。この二点が非常に大きい特徴のタイヤですね。静粛性については、荒れた路面とスムーズな路面の両方を走りましたが、従来品と比べ、共にロードノイズ自体は低くなっています。車内に伝わってくるノイズの感じが、すごくマイルドで優しい感じがしますね。心地よく聞こえてくるので、乗ってても非常に疲れにくいんじゃないかなと思います。

ハンドリングが素直でわかりやすい

その安定感の中でステアリング操作をおこなっていくと、横方向に対するロールのイメージがドライバーのフィーリングと非常にマッチするので、次のアクションを起こすときにスムーズに切り返しが行われます。そのときに路面からタイヤに対する抵抗がステアリングに微妙に伝わってくるんです。

だから、すぐに曲がったら曲がっただけの車の旋回を自分のイメージ通りにしてくれるために、前へ前へ転がろうとするような力が働いているのがすごく感じ取れるタイヤになっていると思いますね。
運転していても非常にスムーズに走れて自分の思い通りに走れるというのが一つ。ハンドリングが素直でわかりやすいというふうに感じられます。

ドライブというのは、居住性やハンドリング、あとは自分のステアリングで操作した時の、思いのままに車が動いてくれる。そういうトータルなことが、体の疲れやストレスというものに繋がってくるんです。タイヤから受ける車のインフォメーションは伝わりやすければ伝わりやすいほど運転しやすいですし、無駄な操作が少なくなるぶん、疲れにくいということも起きてくると思います。静粛性の良さと運転のしやすさ。それが運転していて疲れにくい、心地いいタイヤだと思えた理由ですね。

※ドライバー個人の運転技量に基づく感想であるため、万人に性能を保証するものではありません。