タイヤの役割
安全や乗り心地に関わるタイヤの4大役割についてご紹介します。
タイヤは同じ位置のまま長期間使用していると、
前輪と後輪で摩耗の進行具合が違ったり、偏った摩耗(偏摩耗)を起こしてしまいます。
これらを予防するには「定期的な位置交換(ローテーション)」を行なわなければなりません。
ローテーションすることで均一に摩耗させることができタイヤが長持ちしますので、定期的にローテーションを行ないましょう。
フロントタイヤ(前輪)=ショルダー部の摩耗が起こりやすい。
リアタイヤ(後輪)=センター部の摩耗が起こりやすい。
FF車は、フロントタイヤが駆動輪と操舵輪を兼ねているため負担が大きく、フロントタイヤの寿命はリアタイヤの1/2~1/3といわれています。
タイヤの位置交換(ローテーション)は、タイヤの種類やクルマの駆動方法などによって異なります。
FF車の場合
FR車・4WD車の場合
方向性パターンの場合
同一サイズのスペアタイヤが
ある場合は、
5本ローテーション
方向性を持つタイヤの矢印マーク
タイヤの中には、タイヤの回転方向が指定されている「方向性パターン」のタイヤがあります。このタイヤは指定された方向に回転することによって性能が十分発揮されるように設計されています。左右を取り替えてしまうと回転方向が逆になり、性能が発揮されないばかりか、逆に抵抗になることもあり危険です。ローテーションの際には、サイドウォールに表示されている正しい方向で交換してください。
タイヤを長持ちさせるためには、
ローテーションの他に空気圧を定期的にチェックして偏摩耗を防ぐことも重要です。
またタイヤを保管する際にも、あるポイントを意識することで長持ちさせることにつながります。