タイヤの歴史
天然ゴムの発見から続くタイヤの歴史についてご紹介します。
基本構造は同じでも、タイヤ全体を形作るカーカス(骨格)のコードの配置方法の違いによって、
タイヤは「ラジアルタイヤ」と「バイアスタイヤ」という2つのタイヤに分ける事ができます。
ラジアル構造
ラジアル構造とは?
「ラジアル構造」は、カーカスがタイヤの中心から放射状(RADIAL)に配置されています。それをベルトで締め付けています。ラジアル構造のタイヤをラジアルタイヤと呼びます。
ラジアルタイヤの原料は?
ラジアルタイヤのメリット
バイアス構造
バイアス構造とは?
「バイアス構造」は、カーカスを斜め(BIAS)に配置しているので、1枚では、ねじれてしまいます。それを防ぐため、逆方向に複数重ねています。それをブレーカーで締め付けています。バイアス構造のタイヤをバイアスタイヤと呼びます。
バイアスタイヤの原料は?
バイアスタイヤのメリット
ラジアルタイヤの方がより高い性能と経済的に優れる為、
現在ではほとんどの乗用車用のタイヤはラジアルタイヤになっています。
というのも、「バイアス構造」は空気入りタイヤが初めてできた時の構造で、「ラジアル構造」はそれから約60年後に発明されたので性能が良いのは当然なのです。しかし、「バイアス構造」は比較的製造方法が容易というメリットがあるため、モーターサイクル用タイヤ、産業車両用タイヤ、建築車両タイヤ、農業機械用タイヤに多く使用されています。
ラジアルとバイアス構造の違いのほか、
タイヤにはチューブタイプタイヤとチューブレスタイヤの2種類があります。
また用途に応じてトレッドパターンやサイズなども異なっています。