タイヤの歴史
天然ゴムの発見から続くタイヤの歴史についてご紹介します。
タイヤには中にチューブが入った「チューブタイプタイヤ」と、チューブのない「チューブレスタイヤ」の2種類があります。
チューブが無くても空気が漏れない不思議なチューブレスタイヤは、乗用車用タイヤのほとんどが採用しており、
小型トラックやトラック・バス用タイヤも最近ではチューブレスが多くなっています。
チューブレスタイヤは、タイヤ内部に「インナーライナー」というゴムシートが貼付けられています。これがチューブの役割りを果たし空気漏れを防いでいるため、チューブが必要ないのです。
チューブレスタイヤのメリット:① パンクしても(クギをふんでも)急激に空気が漏れにくい
チューブタイプ
釘を踏むとすぐに空気が漏れる
チューブレス
釘を踏んでも急激に空気が漏れない
チューブレスタイヤのメリット:② タイヤ内の空気がリムに直接接しているので放熱効果が高くタイヤの温度上昇が抑えられる。
チューブタイプ
チューブ(ゴム)があるため放熱効果が低い
チューブレス
空気がリムに直接触れているため放熱効果が高い
チューブレスタイヤのメリット:③ チューブが無いのでチューブ自体のトラブルもない。
例えば ◎チューブの劣化。 ◎リム組み時にチューブにシワがより、ダメージとなる。 など
チューブレスタイヤのデメリット
パンクしても(クギを踏んでも)一気に空気が抜けないところがチューブレスタイヤが主流になったポイント。
一気に空気が抜けバーストしてしまうと、ハンドルが効かなくなったり、操作を誤ったりして事故につながる恐れがあります。
いざという時、チューブタイプに比べて比較的安全なこと、また発熱も低いことが「チューブレスタイヤ」普及の理由のひとつなのです。
しかし、パンクしたり、空気が抜けたまま気付かずに走行した場合は、タイヤ損傷につながることがあるため、マメな点検が必要です。