タイヤの歴史
天然ゴムの発見から続くタイヤの歴史についてご紹介します。
タイヤは大きく分けて「原料ゴム」 「タイヤコード」 「補強材」「ビードワイヤー」「配合剤」で構成されており、
100種類を超える原材料で出来ています。
※JATMA(「日本のタイヤ産業2016」)
タイヤ原材料重量構成比より
ゴムの木が原料の「天然ゴム」と石油が原料の「合成ゴム」との2種類があります。
①-1 天然ゴム
ゴムの木の樹液を加工したもの。天然資源で1本から約30年採取が可能で、転がり抵抗も低いことから環境に優しいゴムとして近年使用比率が増加しています。
①-2 合成ゴム
石油から生産されるナフサを原料とするゴムです。
タイヤとリムを固定し、圧力や遠心力によるカーカスコードの引っ張りをしっかり受け止める部分であることから、荷重等の条件に合わせピアノ線を必要な本数を束ねあわせています。
「加硫剤」「加硫促進剤」 「柔軟剤」 「老化防止剤」 などが配合剤として使用されています。