タイヤの構造と
各部の名称

クルマの安全にも大きく関わる重要な役割を担い、高速回転や熱、衝撃、変形にも耐えなければならないタイヤの構造は緻密です。
ただ単に強靱なばかりでなく、しなやかさも同時に必要なタイヤは、
ワイヤー・繊維・ゴム等が精密機械のように、複雑に組み合わされています。

タイヤの各部の名称と内部構造、タイヤ内部の名称

タイヤの断面図 タイヤの各部の名称と内部構造、タイヤ内部の名称 1 ビード部 2 サイドウォール部 3 ショルダー部 4 トレッド部 5 チェーファー ビードワイヤー 6 カーカス 7 インナーライナー(チューブレスタイヤのみ) 8 ベルト(ラジアルタイヤのみ) 10 オーバーレイヤー 11 トレッドゴム 12 スタピライザー 9 タイヤの各部の名称と内部構造、タイヤ内部の名称

タイヤ各部の名称

ビード部

ホイールと組み合わせる部分で、タイヤとリムを固定させる役目を持っています。

サイドウォール部

タイヤがもっともたわむ部分で、スムーズに屈曲することで、衝撃や遠心力に耐える役目をもっています。

ショルダー部

路面と摩擦で発生するトレッド部の発熱や内部の熱を発散する役目を持っています。

トレッド部

直接路面と接する部分で、トレッドパターンが刻まれ、グリップや排水、摩耗に大きく関係しています。

タイヤ内部の名称

チェーファー

リムとの摩擦からカーカスを保護する補強層です。

ビードワイヤー

ピアノ線を束ねたもので、圧力や遠心力によるカーカスコードの引っ張りをしっかり受け止めリムに固定します。

カーカス

全体の形を決定するタイヤの骨組みで、衝撃や荷重、空気圧に耐えるパーツです。

インナーライナーチューブレスタイヤのみ)

チューブの役割を果たす、タイヤ内部に貼り付けたゴムです。

スタピライザー

ビードを補強し剛性を上げ、コーナリングの性能を向上させます。

ベルトラジアルタイヤのみ)

カーカスを締め付け、トレッドの剛性を高めます。
バイアスタイヤはブレーカーが同様の役割を果たします。)

オーバーレイヤー

高速走行時などの遠心力からベルトの浮きや剥離を防止します。

トレッドゴム

直接路面と接地する部分で、タイヤの種類(性能と特性)によって原材料の配合に違いがあります。

※タイヤの構造は、タイヤの種類やサイズ、用途等によって多少異なります。

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